- gifted - ろうそく創作家のブログ

ろうそくにまつわる話やまつわらない話を気まぐれに綴っています。

余談 & 仏壇/仏閣とろうそくの関係をちょこっと

 

悩んでいます。

 

たくさんの人に

 

蝋燭(キャンドル)の良さを知ってもらいたいと

 

ウェブショップを開設して約1年。

 

SEO対策とか

 

アクセス解析とか

 

色々調べては説明を読んでみたものの

 

なんのことやら まったく理解できず

 

そういうのに詳しい知人が欲しぃ~っ!!

 

と切実に思いつつ

 

シビアな現実を目の当たりにしているのであります。

 

嗚呼、

 

マーケティングとかIT関係の会社に勤めておけばよかった・・・。

 

現在絶賛

 

猫の手も借りたいのです。

愛息子(猫)をチラ見

 

いや、

 

やっぱり猫の手は遠慮しとこう。

あまりにも非現実的なことを認識

 

弱音を吐きまくりつつも

 

こんな茨の道、絶対に突破してやるんだ!

 

 

意気込んでは悩んでます。

 

めげないぞー。

 

 

◎✲◎◎✲◎◇●◎✲◎◇●◎✲◎●◇

 

 

しかし

 

なんとまぁ、

 

約3ヶ月のサボタージュ・・・

 

とってもとっても久しぶりのブログになってしまいました。

 

申し訳ございません!

HOTEL」の高嶋政伸を意識。え、知らない!?

 

 

今回は、

 

前々回の記事で予告しておいて

 

前回の記事は愚痴を語るだけで

 

書くのをサボってしまった

 

「仏壇 / 仏閣とろうそくの関係」について

 

お話したいと思います。

 

 

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い・き・な・り・で・す・が~!

楽〇カードマン(川平さん)のアレ

 

仏壇や仏閣に、ろうそくは欠かせないという印象があると思います。

よね?

 

何故なのでしょうか?

 

 

電気のなかったその昔

 

そうそくの炎は、夜の暗闇を照らす貴重な明かりでした。

 

仏教では

 

「光明とは智慧のかたちなり」

 

という教えがあるのだそうです。

 

光明 = 明るい光 

 

という解釈が一般的ですが、

 

仏教では

 

光明 = 仏の慈悲や智慧(ちえ)、仏の心身から発せられる光

 

そして

 

智慧 = 仏心(仏の智慧、慈悲の心)

 

という教えだそうです。

 

 

ここで思い出してくださいまし。

語尾が「くまだまさし」に見えてしまったことをここで言うべきか迷った末、我慢できず言う

 

 

昔は、灯明(ろうそくの灯り)が貴重な明るい光といいましたが

 

貴重な「光明(明るい光)」であった「ろうそくの灯り」

 

「仏の智慧」を表すということなんだそうです。

 

仏壇や仏閣に高価なろうそくを使うのは

 

高尚な仏壇や仏閣全体を明るく照らすためであり

 

私たちも、その慈悲の灯りに照らされることで

 

物心(ブッシンと読む。モノゴコロがついて欲深くなり、汚れてしまった心)を浄めて

 

暗闇(=煩悩の苦しみ)から脱する知恵を授かるためでもあるのだそうです。

 

ろうそくの灯りには、

 

なんと

 

まだまだたくさんの思いが詰まっています。

 

 

ちょっぴり長くなりますが、

遠慮しますって?またまた~

 

仏壇の基本のお供え物として

 

1. お香

2. 花

3. 灯燭(=灯り)

4. 浄水

5. 佛飯(=飲食 おんじき)

 

の5つが挙げられます。

 

これを

 

「五供(ごく)」

 

と呼ぶそうです。

 

仏壇に五供を供えることで、

 

「人の顔」になります。

 

 

- お香 = 鼻

 

お香とは、お線香しかないですね!

 

香りは鼻で吸うので、お線香が鼻となります。

 

お線香の香りは、人や物、空間を浄めるそうですよ。

 

 

- 花 = 耳

 

ハナなのに耳なんかい!

 

とお思いの方もいましょうが、

 

ちゃ~んと、納得のいく意味が秘められているんです。

 

佛花の定番は、菊ですよね。

 

それは

 

「仏の教えをよくきく」という意味が含まれているんだそうです。

 

花 = 菊 = 聞く

 

ということ。

ラップの韻みたいだけど・・・

 

そういうことなんですって。

 

納得でしょう?!

ダメ?

 

花をお供えするのは、「感謝の気持ち」を表すことでもあります。

 

菊は長持ちなので、ずっと続く感謝の気持ちということと、

 

花言葉が、「高尚」「誠実」「清浄」なので、

 

最大限に身を浄めながら故人を弔うことができるということが、

 

菊の花が好まれる所以なんですねー。

 

花(植物)は、仏の依代(憑依物)にもなるらしいですよ。

 

 

- 灯燭 = 目

 

灯燭とは、つまり、ろうそくの灯りのこと。

 

仏教では

 

わたしたちの目には元々

 

ものを見る「機能」は備わっていても

 

ものを見る「力」は備わっておらず

 

光をもって初めて見る力を備えられ、ものを見ることができる。

 

そんなわたしたちの目は

 

「借光眼(しゃっこうがん)」

光を借りて見える眼ってことですな。

 

というそうです。

 

目が見えるように、光の力(ろうそくの灯り)を借りましょう

 

ということだそうです。

 

そしてそれは

 

悲しみに暮れる遺族に救いの智慧授け 

 

故人が暗い闇の中でも迷わずに極楽浄土にたどり着けるように

 

「道しるべ」となる光となるのだそうです。

 

 

なんですかね、

 

ろうそくヲタクであるせいか

 

ろうそく贔屓みたいに

 

無駄に長く説明しているように思えるかもしれませんが

 

決してそういうワケではなく

 

実際、仏壇や仏閣のろうそくの意味って

 

とっても深いんですってよ~!

信じるか信じないかはあなた次第!(ハローバイバイ関がいつのまにかMr.都市伝説 関暁夫に改名してた)

 

 

- 浄水・仏飯 = 上唇と下唇

 

浄水は、飲み水のこと。

 

きれいで美味しい水は、仏さまの好物とか。

 

水は、生きていくのに欠かせないですしね。

 

仏飯(飲食 おんじき)は

 

そのまんま。

東じゃないよ

 

食べ物です。

 

やっぱり、現世での好物を

 

あの世でも、故人に味わってもらいたいですもんね。

 

 

ということで

 

お供え物の五供として

 

ろうそくがとっても重要な役割を担っていることがわかります。

 

ろうそくの蝋は、植物由来の蝋もしくは蜜蝋であることも重要です。

 

というのも

 

石油由来の蝋(パラフィンワックスなど)は、

 

付着したら取れない煤(スス)が多く出るので

 

清いものとされないんです。

 

 

「え~、でも

 

そもそも灯りが必要なだけなんだから

 

そんな古めかしくて不便で危なっかしい蝋燭の火じゃなくて

嗚呼、愛する蝋燭をディスるのがツラい・・・(泣)

 

便利な現代の利器、電気の灯りで全然モーマンタイじゃな~い?」

ちなみに、モーマンタイ(問題ない)というフレーズは、昔ナイナイ岡村隆史出演の映画の宣伝で知った(本編見たことないけど)

 

とかお思いの方もいるでしょうが

 

そこは

 

ろうそくの灯りである必要がちゃーんとあるのです。

 

ろうそくの真ん中には「芯」が通っています。

 

その芯を肉付けた蝋で、ろうそくはできています。

 

芯を「心」として、蝋を身体である「身」とします。

 

そこに火を灯すと、

 

芯が燃え、蝋が溶けていきます。

 

それは

 

心に灯りを灯して

 

身を浄めながら

 

心施または身施(どちらもシンセと読む)する様を

 

表しているようです。

 

思いやりをもち(心施)、人のために身をもって奉仕する(身施

 

ということ。

 

 

仏壇にろうそくを供えて

 

光明を灯せば

 

やるべきこと

 

あるべき姿に

 

気づかされるかもしれないですな~。

しみじみ

 

 

 

はい!

 

以上、

 

「仏壇/仏閣とろうそくの関係」でした。

 

ちょこっとだけの小話のつもりが

 

結構な長話になってしまいやした(反省)。

 

神道でも

 

御霊が迷わないように、道しるべとして

 

ろうそくを灯すそうです。

 

キリスト教においてのろうそくは

 

聖霊」と「光」のシンボル

 

だそうです。

 

「命」や「愛」を表すともいわれます。

 

他にもたくさんの様々な宗教で

 

ろうそくは使われています。

 

ろうそくの灯火に込められている思いは、とても深くて大切なんでしょうね。

 

けれども、残念なことに

 

今や

 

大手のローソク会社から販売される仏壇用のローソク

 

パラフィンワックスでできたローソクばかり。

 

老舗の和ろうそく屋でさえも

 

パラフィンワックスの「和ろうそくらしきもの」をたくさん作って

 

堂々と「和ろうそくです」と謳い

 

販売している現実を俯瞰して見ていると

 

なんだか寂しい気持ちになります。

 

かと言って、家庭用の仏壇のサイズによっては、

 

長いサイズのろうそくを灯すと

 

仏壇の一部が炎の熱でダメージを受けてしまうことがあるので

 

サイズ選びのときには注意してくださいね。

 

 

ちなみに

 

私自身は仏教だけども、

 

それは形だけで、実際のところ

 

無宗教のスタンス。

 

けれども、

 

宗教とろうそくの関係を紐解いていく過程で

 

それぞれの宗教の教えから学ぶことがたくさんありました。

ピンと来ないこともたくさんありますけども

 

 

そして結局のところ

 

やっぱり

 

ろうそくって素っ晴らしい!

 

という結論に至るのであります。

 

 

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長々とした話にお付き合いくださった方に心から感謝しますm(_ _)m

 

前回お伝えしたように、ちょいちょいどうでもいい話を挟んでますが、

 

お付き合いいただける方も、いただけない方も

 

どうか引き続き温かく見守ってくださるよう願っております。

 

次回からは、ツイッターなみの短い記事になるかもしれませんが、

その方がみなさん読みやすいですよね。ね?(;´Д`)

 

3ヶ月サボるだなんてもうしませんっ!

しませんっ!すみませんっ!

 

では、また次回の記事で( ´Д`)ノ~バイバイ

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 ✥ ろうそく創作家 -  gifted - は、小さなろうそく屋をやっております ✥
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