- gifted - ろうそく創作家のブログ

ろうそくにまつわる話やまつわらない話を気まぐれに綴っています。

余談 & 仏壇/仏閣とろうそくの関係をちょこっと

 

悩んでいます。

 

たくさんの人に

 

蝋燭(キャンドル)の良さを知ってもらいたいと

 

ウェブショップを開設して約1年。

 

SEO対策とか

 

アクセス解析とか

 

色々調べては説明を読んでみたものの

 

なんのことやら まったく理解できず

 

そういうのに詳しい知人が欲しぃ~っ!!

 

と切実に思いつつ

 

シビアな現実を目の当たりにしているのであります。

 

嗚呼、

 

マーケティングとかIT関係の会社に勤めておけばよかった・・・。

 

現在絶賛

 

猫の手も借りたいのです。

愛息子(猫)をチラ見

 

いや、

 

やっぱり猫の手は遠慮しとこう。

あまりにも非現実的なことを認識

 

弱音を吐きまくりつつも

 

こんな茨の道、絶対に突破してやるんだ!

 

 

意気込んでは悩んでます。

 

めげないぞー。

 

 

◎✲◎◎✲◎◇●◎✲◎◇●◎✲◎●◇

 

 

しかし

 

なんとまぁ、

 

約3ヶ月のサボタージュ・・・

 

とってもとっても久しぶりのブログになってしまいました。

 

申し訳ございません!

HOTEL」の高嶋政伸を意識。え、知らない!?

 

 

今回は、

 

前々回の記事で予告しておいて

 

前回の記事は愚痴を語るだけで

 

書くのをサボってしまった

 

「仏壇 / 仏閣とろうそくの関係」について

 

お話したいと思います。

 

 

 f:id:gifted_pngn:20190830203556j:plain

 

い・き・な・り・で・す・が~!

楽〇カードマン(川平さん)のアレ

 

仏壇や仏閣に、ろうそくは欠かせないという印象があると思います。

よね?

 

何故なのでしょうか?

 

 

電気のなかったその昔

 

そうそくの炎は、夜の暗闇を照らす貴重な明かりでした。

 

仏教では

 

「光明とは智慧のかたちなり」

 

という教えがあるのだそうです。

 

光明 = 明るい光 

 

という解釈が一般的ですが、

 

仏教では

 

光明 = 仏の慈悲や智慧(ちえ)、仏の心身から発せられる光

 

そして

 

智慧 = 仏心(仏の智慧、慈悲の心)

 

という教えだそうです。

 

 

ここで思い出してくださいまし。

語尾が「くまだまさし」に見えてしまったことをここで言うべきか迷った末、我慢できず言う

 

 

昔は、灯明(ろうそくの灯り)が貴重な明るい光といいましたが

 

貴重な「光明(明るい光)」であった「ろうそくの灯り」

 

「仏の智慧」を表すということなんだそうです。

 

仏壇や仏閣に高価なろうそくを使うのは

 

高尚な仏壇や仏閣全体を明るく照らすためであり

 

私たちも、その慈悲の灯りに照らされることで

 

物心(ブッシンと読む。モノゴコロがついて欲深くなり、汚れてしまった心)を浄めて

 

暗闇(=煩悩の苦しみ)から脱する知恵を授かるためでもあるのだそうです。

 

ろうそくの灯りには、

 

なんと

 

まだまだたくさんの思いが詰まっています。

 

 

ちょっぴり長くなりますが、

遠慮しますって?またまた~

 

仏壇の基本のお供え物として

 

1. お香

2. 花

3. 灯燭(=灯り)

4. 浄水

5. 佛飯(=飲食 おんじき)

 

の5つが挙げられます。

 

これを

 

「五供(ごく)」

 

と呼ぶそうです。

 

仏壇に五供を供えることで、

 

「人の顔」になります。

 

 

- お香 = 鼻

 

お香とは、お線香しかないですね!

 

香りは鼻で吸うので、お線香が鼻となります。

 

お線香の香りは、人や物、空間を浄めるそうですよ。

 

 

- 花 = 耳

 

ハナなのに耳なんかい!

 

とお思いの方もいましょうが、

 

ちゃ~んと、納得のいく意味が秘められているんです。

 

佛花の定番は、菊ですよね。

 

それは

 

「仏の教えをよくきく」という意味が含まれているんだそうです。

 

花 = 菊 = 聞く

 

ということ。

ラップの韻みたいだけど・・・

 

そういうことなんですって。

 

納得でしょう?!

ダメ?

 

花をお供えするのは、「感謝の気持ち」を表すことでもあります。

 

菊は長持ちなので、ずっと続く感謝の気持ちということと、

 

花言葉が、「高尚」「誠実」「清浄」なので、

 

最大限に身を浄めながら故人を弔うことができるということが、

 

菊の花が好まれる所以なんですねー。

 

花(植物)は、仏の依代(憑依物)にもなるらしいですよ。

 

 

- 灯燭 = 目

 

灯燭とは、つまり、ろうそくの灯りのこと。

 

仏教では

 

わたしたちの目には元々

 

ものを見る「機能」は備わっていても

 

ものを見る「力」は備わっておらず

 

光をもって初めて見る力を備えられ、ものを見ることができる。

 

そんなわたしたちの目は

 

「借光眼(しゃっこうがん)」

光を借りて見える眼ってことですな。

 

というそうです。

 

目が見えるように、光の力(ろうそくの灯り)を借りましょう

 

ということだそうです。

 

そしてそれは

 

悲しみに暮れる遺族に救いの智慧授け 

 

故人が暗い闇の中でも迷わずに極楽浄土にたどり着けるように

 

「道しるべ」となる光となるのだそうです。

 

 

なんですかね、

 

ろうそくヲタクであるせいか

 

ろうそく贔屓みたいに

 

無駄に長く説明しているように思えるかもしれませんが

 

決してそういうワケではなく

 

実際、仏壇や仏閣のろうそくの意味って

 

とっても深いんですってよ~!

信じるか信じないかはあなた次第!(ハローバイバイ関がいつのまにかMr.都市伝説 関暁夫に改名してた)

 

 

- 浄水・仏飯 = 上唇と下唇

 

浄水は、飲み水のこと。

 

きれいで美味しい水は、仏さまの好物とか。

 

水は、生きていくのに欠かせないですしね。

 

仏飯(飲食 おんじき)は

 

そのまんま。

東じゃないよ

 

食べ物です。

 

やっぱり、現世での好物を

 

あの世でも、故人に味わってもらいたいですもんね。

 

 

ということで

 

お供え物の五供として

 

ろうそくがとっても重要な役割を担っていることがわかります。

 

ろうそくの蝋は、植物由来の蝋もしくは蜜蝋であることも重要です。

 

というのも

 

石油由来の蝋(パラフィンワックスなど)は、

 

付着したら取れない煤(スス)が多く出るので

 

清いものとされないんです。

 

 

「え~、でも

 

そもそも灯りが必要なだけなんだから

 

そんな古めかしくて不便で危なっかしい蝋燭の火じゃなくて

嗚呼、愛する蝋燭をディスるのがツラい・・・(泣)

 

便利な現代の利器、電気の灯りで全然モーマンタイじゃな~い?」

ちなみに、モーマンタイ(問題ない)というフレーズは、昔ナイナイ岡村隆史出演の映画の宣伝で知った(本編見たことないけど)

 

とかお思いの方もいるでしょうが

 

そこは

 

ろうそくの灯りである必要がちゃーんとあるのです。

 

ろうそくの真ん中には「芯」が通っています。

 

その芯を肉付けた蝋で、ろうそくはできています。

 

芯を「心」として、蝋を身体である「身」とします。

 

そこに火を灯すと、

 

芯が燃え、蝋が溶けていきます。

 

それは

 

心に灯りを灯して

 

身を浄めながら

 

心施または身施(どちらもシンセと読む)する様を

 

表しているようです。

 

思いやりをもち(心施)、人のために身をもって奉仕する(身施

 

ということ。

 

 

仏壇にろうそくを供えて

 

光明を灯せば

 

やるべきこと

 

あるべき姿に

 

気づかされるかもしれないですな~。

しみじみ

 

 

 

はい!

 

以上、

 

「仏壇/仏閣とろうそくの関係」でした。

 

ちょこっとだけの小話のつもりが

 

結構な長話になってしまいやした(反省)。

 

神道でも

 

御霊が迷わないように、道しるべとして

 

ろうそくを灯すそうです。

 

キリスト教においてのろうそくは

 

聖霊」と「光」のシンボル

 

だそうです。

 

「命」や「愛」を表すともいわれます。

 

他にもたくさんの様々な宗教で

 

ろうそくは使われています。

 

ろうそくの灯火に込められている思いは、とても深くて大切なんでしょうね。

 

けれども、残念なことに

 

今や

 

大手のローソク会社から販売される仏壇用のローソク

 

パラフィンワックスでできたローソクばかり。

 

老舗の和ろうそく屋でさえも

 

パラフィンワックスの「和ろうそくらしきもの」をたくさん作って

 

堂々と「和ろうそくです」と謳い

 

販売している現実を俯瞰して見ていると

 

なんだか寂しい気持ちになります。

 

かと言って、家庭用の仏壇のサイズによっては、

 

長いサイズのろうそくを灯すと

 

仏壇の一部が炎の熱でダメージを受けてしまうことがあるので

 

サイズ選びのときには注意してくださいね。

 

 

ちなみに

 

私自身は仏教だけども、

 

それは形だけで、実際のところ

 

無宗教のスタンス。

 

けれども、

 

宗教とろうそくの関係を紐解いていく過程で

 

それぞれの宗教の教えから学ぶことがたくさんありました。

ピンと来ないこともたくさんありますけども

 

 

そして結局のところ

 

やっぱり

 

ろうそくって素っ晴らしい!

 

という結論に至るのであります。

 

 

–––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

長々とした話にお付き合いくださった方に心から感謝しますm(_ _)m

 

前回お伝えしたように、ちょいちょいどうでもいい話を挟んでますが、

 

お付き合いいただける方も、いただけない方も

 

どうか引き続き温かく見守ってくださるよう願っております。

 

次回からは、ツイッターなみの短い記事になるかもしれませんが、

その方がみなさん読みやすいですよね。ね?(;´Д`)

 

3ヶ月サボるだなんてもうしませんっ!

しませんっ!すみませんっ!

 

では、また次回の記事で( ´Д`)ノ~バイバイ

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どうでもいいお話 ①

 

今日は

 

ふと思い出してしまった

 

私の黒歴史の小ネタを少々。

 

※注意

・本当にどうでもいい話なので、読んだ後に後悔するかもしれませんが、どうか責めないでください。

・一部(一言)過激な表現が含まれています。

 

◎✲◎◎✲◎◇●◎✲◎◇●◎✲◎●◇●◎✲◎●◇

 

以前

 

男女混合でお酒や食事をする

 

合同コン〇といふものと似たような席に出席したときの出来事。

なんだか複雑な聞こえ

 

急に何を思ったか

 

私の友人が

 

「この人キャンドル作ってて~」

 

 

私の手づくり蝋燭の駆け出しストーリーを

 

雑に暴露したのであります。

 

場の雰囲気的に

 

そんな暴露はしてほしくはなかったものの

 

私は平然を装い

 

「そうね、キャンドル、うん、あのね・・・炎の揺れにとっても癒されるんだよー。」

 

というようなことを

 

雑に語らざるを得ず。

 

急にそんな話をするもんだから

 

急なキテレツな話題に

 

殿方たちも戸惑うしかないナリ。

 

私は

 

空気が読めない布教活動家みたいで

 

愛しの蝋燭は

 

異端なものと認識されちゃうだろうし、

 

そもそも

 

そんな話をするような場じゃぁない。

 

しまいには、

 

「あれでしょ?SMグッズ。過激なのがお好きなんですね~。」

過激な表現登場

 

 

殿方からイジられる始末。

とりあえず、震える場を盛り上げようと努めた結果であろう

 

私のことはディスっても、

ろうそくのことはディスらないでください!!

第1回AKB48選抜総選挙 前田敦子さんのスピーチ - より(ほぼ)引用 

 

親しい人なら許せても

 

どこの馬の骨かもわからないヤツに

 

愛しの蝋燭をバカにされる筋合いはないのです。

そもそも蝋燭の話題を始めたヤツよ・・・

 

涙を呑んで帰路についた

 

昔々のある夜の出来事の

 

どうでもいいお話でした。

 

なんでだか、思い出しちゃったなー。

 

–––––––––––––––––––––––––––––––––

 

こんな話にお付き合いくださった方に心から感謝しますm(_ _)m

 

ちょいちょいどうでもいい話を挟んでいくと思いますが、

 

お付き合いいただける方も、いただけない方も

 

どうか温かく見守ってくださるよう祈っております。

 

前の記事で予告していた

 

仏壇/仏閣とろうそくの関係についてのお話は、次回ちゃんとします!

 

すみましぇん。

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ろうそくとキャンドルって違う?同じ? - 歴史から読み取ってみる その2 -

 

こんにちは。ぺこ。

 

日記をつける感覚で始めたはずのこのブログ

 

1か月半に1度の更新で、

 

もう早々に

 

日記ならぬ

 

月記。

 

でも今回

 

少し早く投稿できました。

 

ふふふ。

得意になることじゃない

 

–––––––––––––––––––––––––––––––––

 

前回に引き続き、歴史から読み取るろうそく&キャンドルを綴っていきます。

 

前回は、日本のろうそく(キャンドル)の歴史をザックリお送りしましたが、

ザックリにしては長々と語ってますが・・・

 

今回は、西洋ろうそくの歴史のお話をしましょう!

 

お付き合い頂けましたら嬉しいです。m(_ _)m

 

 

❖ 西洋のろうそく(キャンドル)の歴史 ❖

 

前回の記事でお伝えしたように、

 

和ろうそくは、漆(ウルシ)や櫨(ハゼ)から採れる植物性の蝋を巻いた和紙の周りに塗る製法で、

 

今でもひとつひとつ手作りで作られています。

 

はてさて一方、

 

みなさんがよく見かける西洋タイプの蝋燭はというと、

 

編まれた綿糸の芯の周りに石油由来のパラフィンワックスや、

 

動物由来の蜜蝋、植物由来の大豆蝋(ソイワックス)などを固めたものだと思います。

f:id:gifted_pngn:20190601200837j:plain蝋燭に近いものは、古代エジプト(約5000年前)で使われていたラッシュライトと呼ばれる

 

獣脂の灯芯草蝋燭(とうしんそうろうそく)が一番古いものだといわれています。

 

けれども、今の蝋燭と違って、パピルスなどのふきわらを獣脂や蜜蝋に浸しただけのものだったそうな。

ちなみに、蜜蝋はミイラ作りに使われてたんですって

 

今の蝋燭のように形や機能を発展させたのは、紀元前500年(約2500年前)、古代ローマ人と考えられていて、

 

パピルスを丸めて芯にしたものを獣脂や蜜蝋に何度も浸して作るろうそくであったそうな。

 

現代でも、芯は違えど、同じ製法で家庭や養蜂場などで作られているのでございます。

 

中国では、秦代に、鯨油に始まり、蜜蝋の蝋燭も作られていたそうな。

 

ちなみに、チベットではヤクのバター、インドではシナモンで蝋燭が作られていたそうな。 シナモンの蝋燭・・・ときめく~♪

 

ただ、蜜蝋はわずかしか採れず、とっても貴重でド高級品だったので、

 

上流階級や、教会、寺院などにしか使うことができなかったそうな。

ミツバチ1匹が一生のうちに作る蜜蝋は、なんと、たった0.5g(ティースプーン10分の1杯分)なのです。

 

 

今では、色々な技法や形で作られ、

 

パラフィンワックスでの生産が抜きんでている西洋ろうそくですが・・・

 

–––––––––––––––––––––––––––––––––

 

ここで!

 

パラフィン蝋燭のちょっとした歴史の流れをお送りします。

もう歴史語るのに夢中なだけ

 

–––––––––––––––––––––––––––––––––

 

遡ること1800年代、ドイツやらフランスやらイギリスやらのヨーロッパのあちこちでパラフィンワックスの存在が判明して、研究されるようになったそうな。

 

そして、1848年に、イギリス人のヤングさんが量産に成功したそうな。

                  ヤングマンじゃないない)

 

1870年、最初に日本に西洋ろうそくを輸入したのがあの三菱財閥創業者の岩崎弥太郎さんらしい。

 

f:id:gifted_pngn:20190601155729j:plain

岩崎弥太郎

 

さすが、新しい風を吹き込む先駆者は、何でもやっちゃうんですね。

 それにしても、桑マンさんにそっくりだと思いませんか??え?世代的に知らんがなって?

 

そして1873年、日本でもパラフィンワックスの蝋燭が作られたそうな。

 

1890年代には、日本の会社がパラフィンワックスを輸入販売するようになり、

 

1900年、シェル石油の前身のライジングサンによって、パラフィン製の蝋燭が量産されるようになり、普及していくのであります。

 

手間と労力がかかって量産が難しい高価な和ろうそくよりも

 

安価で量産できる西洋ろうそくが、その時代のニーズをガバッと鷲掴みしたんですね。

 

 

ろうそくと西洋ろうそくは違う❖

 

2回にわたって、日本と欧米それぞれの蝋燭の歴史を辿りつつ

 

ろうそく vs キャンドル のテーマでお送りしていますが、

 

日本で育った蝋燭と

 

西洋で育った蝋燭は

 

見た目は子ども、中身は大人!

 

見た目も似ていて、機能や用途も同じ

 

ということが読み取れると思います。

 

目立って違う部分はというと、

 

芯でしょう。

 

和ろうそくは、和紙&燈芯の芯(芯の中は空洞)を使用、

 

西洋ろうそくは、綿芯(綿の糸を編んだもの)を使用しています。

 

この明らかな芯の違いや、和ろうそくの碇(いかり)型とか棒型のフォルムがまた

 

「WOW!! これがジャパニーズローソクね~! スバラシイ! Y・M・C・A !」

ヤングマン再登場。ヤングさんじゃないない。

 

なんて感じで、欧米人の心をくすぐるんでしょう。

偏見 

 

火を点けるとまた全然違うのです。

 

和ろうそくは、大きい炎で、まるで絵に描いたようなろうそくの形。

 

西洋ろうそくは、和ろうそくに比べると、おしとやかな炎。

 

なんだか、日本人と欧米人のキャラが逆になっているみたいですね。

 

ろうそく キャンドル

 

ではあるけれども、

 

和ろうそく 西洋ろうそく

 

もしくは、機能的な面や用途を見れば、

 

和ろうそく 西洋ろうそく

 

でさあね~。

ハリウッドザコシショウ」より引用

 

 

❖ 実際、どっちでもいい ❖

 

昔々の日本独自のスタイルに仕上がったろうそくと

 

外国で仕上がって輸入されてきたろうそくとのイメージの違いを

 

一言で表現するのに、

 

和ろうそくを、「ろうそく」

西洋ろうそくを、「キャンドル」

 

と、

 

ひらがなとカタカナで呼び分けることがあったのでしょうね。

 

日本語と英語の呼び方で分ければ、それぞれのイメージが湧きやすいので、

 

それが日本の若い世代に定着していったのだろうと思います。

 

でも、実のところ

 

和ろうそくも西洋ろうそくも、キャンドルと呼んで正解

 

単に、ろうそくと呼んでも正解

 

言っちゃえば、

 

アメリカンろうそくでも、フレンチろうそくでも、

 

和キャンドルでも、西洋キャンドルでも、スキャンダルでもキャンギャルでも

 

好きなように呼んだらいい

 

 

私なりに思うのです。

 

 

 ❖ 最後に ❖

 

今では、ほとんどの家庭の仏壇やお墓参りなどで

 

和ろうそくではなく、西洋ろうそくを多く目にします。

 

私のじいちゃんばあちゃんの仏壇でも、昔から

 

綿芯とパラフィンワックスの西洋ろうそくを使っています。

 

スーパーの仏具コーナーで売られているものです。

 

むしろ、和ろうそくを生で目にしたのは、一昨年あたり、

 

ネットで思い切って買った

 

高澤ろうそくさんのものが初めてでした。

 

お高いけど、

 

どうしても櫨蝋の感じを味わいたくてゲットだぜ。急にポケモン

 

届いた瞬間、すぐ開けてすぐ点火しました。

 

「炎でかっ!」

 

お恥ずかしい話、

 

これが、わたくしの和ろうそく様へのファーストインプレッションでした。

 

慣れない炎の大きさに驚きと戸惑いを隠せませんでしたが、

 

今ではもう、その大胆かつエネルギッシュで明るい中に宿る

 

芯がしっかりと通ったぶれない心持ちに首ったけでございます。

 

でも

 

うちの小サイズの仏壇には、西洋ろうそくの灯火のほうが向いているようです。

 

皆さんが目にする仏壇のローソク

 

和ろうそくでしょうか? 西洋ろうそくでしょうか?

 

 

さてさて、今回はこのあたりで。ドロンします。

 

次回は、仏具としての蝋燭についてちょっぴりお話できたらと思います。

 

 

2回にわたって長々と

 

「ろうそくとキャンドルって違う?同じ? - 歴史から読み取ってみる -」

 

に、お付き合いいただきました方に

 

心より感謝いたしますm(_ _)m

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ろうそくとキャンドルって違う?同じ? - 歴史から読み取ってみる その1 -

 

あゝ

 

また

 

前回の投稿から1ヶ月以上経ってしまいました(/ _ ; )

 

そして、久しぶりにブログを開いて諸々の設定をしてみたけども、

 

要領の悪い初心者だもので、果たしてちゃんと設定できているのか。。。

 

もう色々不安になるー。

 

–––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

❖ ろうそく? キャンドル? ❖

 

前回、蝋燭とキャンドルの違いについて少し語らせていただきましたが、

 

今回、ちょぃと掘り下げてお話しようと思います。

  

蝋燭

キャンドル

 

まったく同じものです。

 

なんて、

 

初っ端からカミングアウトしてしまいましたが、

 

「蝋燭とキャンドルは違うんですよ~」という見解もあるようなので、

 

「そういう捉え方もあるみたいだけど、私はこうだと思いますよ~」

 

というスタンスでお話します。

 

 

◎✲◎◎✲◎◇●◎✲◎◎✲◎◇●◎✲◎◇●◎✲◎●◇

 

 

日本において、ろうそくには、

 

西洋ろうそく(洋ろうそく)

 

 

和ろうそく

 

と呼ばれるものがあります。

 

それぞれを「CANDLE」という単語を使って(私なりに)表現すると、

 

西洋ろうそく → A DEVELOPPED-IN-THE-WEST CANDLE

         (ア-ディヴェロップトゥ-イン-ザ-ウェスト キャンドル)

         直訳: 欧米で発展したろうそく

 

和ろうそく  →  A TRADITIONAL JAPANESE CANDLE

        (ア トラディショナル ジャパニーズ キャンドル)

         直訳: 日本の伝統ろうそく

 

💡そう、

 

ろうそくを英語で言うとCANDLE(キャンドル)というだけのことです。

 

ということで、

 

ろうそくはキャンドルで

 

キャンドルはろうそく

 

ということがわかると思います。

 

 

そして実は

 

 

私がこれから解説することがすべて無駄になると言っても過言ではない

 

「ろうそくとキャンドルは同じ」と確信できる説明がありんす。急にありんす

 

それがこちら!

 

 

ろう-そく【蝋燭】

撚糸よりいと・紙縒こよりを芯しんとしてそのまわりに蝋またはパラフィンをつけ固めて円柱状につくり、灯火用とするもの。らっそく。

(「広辞苑」より)

 

 キャンドル【candle】

→ 蝋燭ろうそく

(「広辞苑」より)

 

 

 

こんな短い解説で説得力マックスの広辞苑に嫉妬しちゃうわ。

 

 

 

はい、

 

では、

 

ここからは

 

ろうそくの歴史を辿りながらお話しましょう! いえい!

もう説明の必要がない気もするので、興味がある方はどうぞお付き合いくださいませ。

 

 

❖ 日本のろうそく(キャンドル)の歴史 ❖

 

まずは、日本における蝋燭のプチ歴史をご紹介 --------

 

日本では、奈良時代に、中国は唐から遣唐使によって仏教と一緒に伝来した蜜蝋のろうそくが始まりだそうです。

 

しかぁし!

 

平安時代には、遣唐使が廃止されてしまったものだから、

 

松の木の幹から採れる松脂(マツヤニ)を代用してどうにかこうにか賄ったそうな。

 

f:id:gifted_pngn:20190602151653j:plain

松脂蝋燭(画像元: ハリマ化成グループHP https://www.harima.co.jp/pine_chemicals/trip/04/index2.html

 

松脂ろうそくは、松脂を笹の葉や竹の皮で包んだもので、燭台に挿して使われたそうな。

 なんだかものすごい黒煙が出そうな雰囲気がプンプンしますね

 

そして、現在「和ろうそく」と呼ばれている蝋燭が形になったのは室町時代

f:id:gifted_pngn:20190601174148j:plain

 

櫨(ハゼ)や漆(ウルシ)から採れる木蝋(モクロウ)なる蝋を、葦やトウモロコシの芯、そして、和紙のこよりの上にぬりぬりして作ったろうそくを製造していたそうな。

 

当初は、漢音で、植物から採れる脂を「らふ」、明かりを「しょく」と呼び、

 

ろうそくを、「らふしょく」とか「らっそく」「らんそく」などと呼んでいたそうな。

 

「ろうそく」という言葉が定着したのは江戸時代。

 

蝋を採取して、さらにろうそくを作るのには、手間と労力がもう半端なくかかるので、

 

当時からとっても高級品だったそうな。

 

 

「うるしとわたしたちのくらし」さんのサイトで、漆の実から蝋を抽出する昔の方法の動画が見れます。↓


 

 手間と労力がもう半端ないですね。

 

江戸時代中期以降からは、庶民にも普及したようですが、

 

一般庶民が使うものは、安価な魚油などを添加したもので、純粋な木蝋燭ではなかったようです。

 

現在でも、漆の蝋燭は希少で、とぉ~っても高級なので、ほとんど作られていませんが、

 

櫨のろうそくなら、お高いけれど、手に届くお値段で売られています。

 

漆よりも櫨のほうが抽出できる蝋の量が多いのだとか。

 

今も昔も高級なこの日本独自の蝋燭は、

 

西洋タイプのものと分けるため、頭に「和」を付けて、

 

現代では「和ろうそく」と呼ばれています。 

「和」を付けただけで、一気に外国人の興味をそそるような響きになりましたね・・・

 

現在、多くの家庭の仏壇で見られるろうそくは、和ろうそくではなく、

 

小型で安価な西洋タイプのろうそく(パラフィン蝋燭)ではないでしょうか?

 

仏教とろうそくの関係ついては、また別の機会にお話したいと思いますが、

 

仏教との関係を知ると、蝋燭の見方や使い方が少し変わるかもしれませんぞぃ。

お坊さん降臨

 

 

今日のところは、ここら辺でドロンします。

ドローンじゃないのよ。。。やっぱり世代的に意味わからない人いるかしら。

 

さて、

 

次回は、西洋ろうそく(パラフィン蝋燭、蜜蝋燭など)に焦点をあてた

 

「ろうそくとキャンドルって違う?同じ? 💡歴史から読み取ってみる その2」

 

をお送りします。

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1ヶ月半

前回の初投稿から

 

なんと

 

1ヶ月半以上

 

サボってしまいました。

 

案の定なんですが。。。

 

本当に1日坊主になっちゃうわ。

 

いやいや、ちゃんと続けます。

 

少しでもたくさんの人に

 

ろうそくのすんばらしさを

 

知ってもらいたいからー!

 

–––––––––––––––––––––––––––––––––

 

前回、初っ端からろうそくロウソクと、

仏壇グッズマニア感を彷彿させている感じがするかもしれませんが、

仏壇用のろうそくに特化しているわけではないです。

巷では「キャンドル」と言う方がオシャレインテリアな印象を受けるみたいですね。

 なぜか世間では、

 

ろうそく=仏具

 

の印象が強い気がします。

 

 一方、キャンドルは、インテリア雑貨/リラックスアイテムとして気軽に使われている欧米タイプのロウソクの印象。

 

「ろうそくもキャンドルも同じ印象ですわよ。」

 

という方もいるでしょう。 

私も、ろうそくもキャンドルもまったく同じものと解釈しています。

単に呼び方を変えてるだけ。

 

寝台 = ベッド

ろうそく = キャンドル

 

みたいな。

 

私は普段、寝台ではなく、ベッドと言います。

ろうそくはろうそく。

キャンドルとはあまり言いません。

けれども、作品名にキャンドルと付けることはあります。

気分です。

英語で喋るときは、ケァンドゥルと言います。

 

はたして、ろうそくとキャンドルは異なるのか。

今回は、ここらへんでドロンします。

まとまりなく綴ってしまいましたが、お付き合い頂いた方に感謝いたしますm(_ _)m

 

次回

「ろうそくとキャンドルって違う?同じ?」

 

というテーマで

勝手に私なりの考えを織り交ぜつつ、

ろうそく/キャンドルのお話をしていきたいと思います。

次こそは、なるべくすぐに。。。

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初投稿

はじめまして。ぺこり。

 

ろうそく/キャンドル の良さを日本にもっと広めたいと、

小っちゃいウェブショップをこっそりコソコソ立ち上げて、

日々ろうそくを一生懸命こさえている

千葉県在住のろうそく創作家です。

 

小さい頃から、日記を始めれば1日坊主で飽きっぽく、

ブログなんてできるのかしら?

大丈夫なのかい?と

自問自答しつつ、

奇跡的に全く飽きないロウソクの創作活動の幅を広げるため、

ろうそくにまつわることや、まつわらないことを綴っていきます。

 

◆簡単な自己紹介◆

 

•頭の中はもっぱら食べ物とロウソクのこと。 

 

•愛息はダイエット中のぽっちゃりアメショ猫(人間の年齢だと65歳のだいぶ年上の息子)。

 

•ドキュメンタリーもので泣きぎみ。

 

•水族館に行くとペンギンコーナーに1時間は張り付く。イルカのショーは外せない。

 

•マイペースが過ぎる。

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・*・゜゚・*:.。..。.:*・*・゜゚*:.。..。.

 

ブログのやり方がイマイチわかっておらず、プロフ画像もまだ設定していませんが、マイペースに設定していきます。 

私のイメージは、これからザックリザクザク明らかになっていくと思います。

変なイメージが浮き彫りになりそうで、

ちょっと不安なところがありますが、

お付き合い頂けたら嬉しいです。

 

そういえば、今日はひな祭りの日ですね。

ひな祭りと言えば、

雛人形

ひなあられとか甘酒とかちらし寿司を思い浮かべたあなた、

私側のタイプですよ。ふふ。

 

実はろうそくも雛人形の大切な備品だったんです。

お内裏様とお雛様の両脇にあるアレ。

 

ぼんぼりです。

 

ぼんぼりは、江戸時代から使われているのが確認されています。

今はぼんぼりの灯りは電灯ですが、

電気のない昔は、照明といえば蝋や油のろうそくで灯す行灯でした。

燭台にろうそくを立てて、周りを和紙で覆うと

ほんのりとした灯りが辺りを優しく照らします。

ぼんぼりの由来は、ほんのりから変化したともいわれています。

雛人形は、お内裏様とお雛様の結婚式の様子がモチーフになっていますが、

昔、亥の刻(夜9時~11時)に結婚式を行っていたので、

ぼんぼりを照明にして、2人の顔がほんのり見えるように備えられたそうな。

とっても重要な役割を担っていたんですね。

うーん、さすがは愛しのろうそく。

 

初投稿は短く締めようと思ってたのに、長くなってしまった。。。

こんな感じで、不器用な私ですが、

今後ともどうぞよろしくお願いします。

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